酷暑を快適に過ごす、色にこだわった「食材」選び 東洋医学の「五臓六腑」を取り入れて健康生活を
少し前、「栄養があるから」「野菜を手軽に摂れるから」という理由で、朝にスムージーを摂ることがブームになりました。 もちろん、体質に合っていればいいのですが、日本人が毎朝スムージーを摂るとからだが冷えてしまい、栄養を摂るどころか、胃腸を悪くしてしまう可能性が、とても高いのです。 おそらく、わたしがスムージーを朝に摂りつづければ、体質的には、きっと1週間もせずに、胃が痛くなるだろうと思います。 スムージー自体が悪いわけではありません。体質や、摂るタイミングが合っていて、胃腸の状態が良ければ、栄養として吸収することができるでしょう。よほど暑い時期で室温も高く、からだを冷やす必要がある。そんなときに数日間だけスムージーを摂り入れるのなら良いでしょう。
しかし、スムージーを習慣化することは、からだを冷やし、体調を悪くするリスクがあります。 最近では、朝ごはんとして果物だけを食べるという人もいるようですが、これについても、ビタミンなどを摂るメリットよりも、からだを冷やすデメリットのほうが大きいと思っています。 朝ごはんにスムージーや果物だけで、からだの調子があまり良くない人は、ぜひ見直してみましょう。 いいと思ってやっている その食習慣を 一度見直してみる
■おやつは「カカオ70%のチョコレート」 「おやつとして食べるなら、どんなものがいいですか?」と、よく聞かれることがあります。 わたしがおすすめしたい一番いいおやつは、やはり、自然の甘味のあるサツマイモ。干し芋などもいいですが、なるべく添加物が多いものは避け、無農薬栽培で作られているような、生産過程がしっかりしているものを選ぶようにしてください。 とはいえ、「あれもダメ、これもダメ」では、かえってこころにもからだにも悪いので、せっかくおいしいものが目の前にあるときは、楽しんで食べてほしいと思います。