シフィオンテクがタフな2回戦を何とか突破、大坂とのクレーコート初対決でマッチポイントを凌いだ末に辛勝 [フレンチ・オープン/テニス]
シフィオンテクがタフな2回戦を何とか突破、大坂とのクレーコート初対決でマッチポイントを凌いだ末に辛勝 [フレンチ・オープン/テニス]
シーズン2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月26日~6月9日/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)が元世界ナンバーワンの大坂なおみ(フリー)に7-6(1) 1-6 7-5で競り勝ち初の早期敗退を回避した。 ~結果を随時更新中!~フレンチ・オープン2024|トーナメント表 競り合いとなった第1セットをタイブレークの末に落とした大坂は第2セットに入ると主導権を握って第3セット5-2と勝利目前まで迫ったが、シフィオンテクが最後の5ゲームを連取する過程で3-5からマッチポイントを凌いで2時間57分で勝利をもぎ取った。 ふたりはこれが3度目の対決だったが、シフィオンテクが2勝1敗と勝ち越した。両者は過去ハードコートで2戦して1勝1敗で星を分け合っていたが、大坂が勝ったのは当時世界ランク2位でシフィオンテクが65位だった2019年8月のトロント(WTAプレミア5)3回戦でのことだった。 前哨戦のマドリッドとローマ(ともにWTA1000/クレーコート)を連続で制して今大会を迎えているシフィオンテクは、辛くも連勝を「14」に伸ばした。 シフィオンテクは次のラウンドで、マリー・ブーズコバ(チェコ)とラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のヤナ・ファット(クロアチア)の勝者と対戦する。この試合はブーズコバが6-2 1-0とリードしたが、雨により順延となった。 そのほかの試合では第3シードのココ・ガウフ(アメリカ)、第8シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、2020年大会準優勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)が3回戦に駒を進めたが、中断した3試合を含む女子シングルス2回戦12試合が雨により順延となった。 第21シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)はケニンに3-6 3-6で敗れ、2回戦でシードダウンを喫した。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手) <大会4日目◎5月29日|主な試合結果> ■女子シングルス2回戦 ○1イガ・シフィオンテク(ポーランド)[1] 7-6(1) 1-6 7-5 ●4大坂なおみ(日本/フリー) 6ヤナ・ファット(クロアチア)[LL] 2-6 0-1 順延 7マリー・ブーズコバ(チェコ) 10ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)延期 11アナスタシア・ポタポワ(ロシア) 13ワン・シンユー(中国)延期 15ビクトリヤ・トモバ(ブルガリア) ----- 17ダニエル・コリンズ(アメリカ)[11] 延期 19オルガ・ダニロビッチ(セルビア)[Q] 21ドナ・ベキッチ(クロアチア)延期 24マルタ・コスチュク(ウクライナ)[18] 25カテリーナ・シニアコバ(チェコ)[32] 延期 27クロエ・パケ(フランス)[WC] 29ケイティ・ボリネッツ(アメリカ)[Q] 6-0 1-4 順延 32マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)[5] ----- ○33ココ・ガウフ(アメリカ)[3] 6-3 6-4 ●36タマラ・ジダンセク(スロベニア)[Q] 37ワン・ヤファン(中国)延期 40ダイアナ・イエストレムスカ(ウクライナ)[30] 41リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[17] 延期 44アマンダ・アニシモワ(アメリカ) 46クリスティーナ・ブクサ(スペイン)延期 47エリザベッタ・コッチャレット(イタリア) ----- 49エレナ・オスタペンコ(ラトビア)[9] 延期 52クララ・タウソン(デンマーク) ○54ソフィア・ケニン(アメリカ)6-3 6-3 ●56カロリーヌ・ガルシア(フランス)[21] 57レイラ・フェルナンデス(カナダ)[31] 5-3 順延 59ワン・シユ(中国) ○64オンス・ジャバー(チュニジア)[8] 6-3 1-6 6-3 ●62カミラ・オソリオ(コロンビア)
テニスマガジン編集部