「購入した人は食べないで」 温泉施設の直売所で誤って毒キノコを販売 食用ではない“ハイイロシメジ” 五泉市 《新潟》
五泉市は市内の直売所で毒キノコを食用キノコと誤って販売したとして購入した場合は食べずに、連絡してほしいと呼び掛けています。 五泉市によりますと誤って毒キノコが販売されたのは五泉市の村松さくらんど物産直売所「よりね家」です。 毒キノコのハイイロシメジを「大黒しめじ」として誤って販売したということです。 誤って販売されたのは19袋(1袋200グラム)で12月2日、3日の2日間、販売されていました。 県が天然キノコの放射性物質検査を行う過程でこのキノコが毒キノコと6日に判明し、直売所へ連絡したということです。 直売所では通常、地元の生産者による野菜や物産を販売していて、今回初めて、地元の生産者が搬入したキノコを天然の「大黒しめじ」として、12月2日から販売していました。キノコは1本の長さが約5~6センチ、幅が約4~5センチあったということです。 これまでに購入した人からの連絡はないということです。 購入した場合は、食べずに以下に連絡してほしいとしています。 <連絡先> さくらんど温泉運営グループ「よりね家」 電話 0250-58-1611 厚生労働省によりますと、毒キノコのハイイロシメジは食べると食後数十分から24時間以内におう吐、下痢など胃腸など消化器系の中毒を起こすといいます。よいだしが出て味もよいことから食する事があるが食用にすべきではないとしています。 県によりますと今シーズン、毒キノコによる食中毒が11月15日、県内で初めて発生し、今後も毒キノコ食中毒の発生のおそれがあるとして「毒きのこ食中毒発生注意報」を発令しています。 県内でのハイイロシメジによる食中毒は、直近では2018年11月に魚沼市で発生(患者数3人)しているということです。 (ハイイロシメジ資料画像提供:新潟県 ※今回のキノコとは別画像)