吉川晃司 危機撤回!新シンバルキックで魅せる、手術後初ライブ
吉川晃司(58)と布袋寅泰(62)による伝説の音楽ユニット「COMPLEX」が13年ぶりに復活し16日、東京ドームで、今年1月に発生した能登半島地震の復興支援に向けたチャリティーライブを行った。 【写真】やっぱかっけーっ!13年ぶり復活を果たした吉川晃司と布袋寅泰のCOMPLEX 1曲目から代表曲「BE MY BABY」が飛び出し、会場のムードが一気に最高潮となる中、曲終わりで吉川が驚きのパフォーマンスをみせた。何と封印危機のシンバルキックを繰り出したのだ。 吉川は、今年1月に「外傷性白内障」のため、両目に人工の水晶体(レンズ)を移植する手術を受けた。移植したレンズを保護するため、医師からは激しい運動を控えるように忠告されている。ステージでの歌唱は問題ないが、ライブの名物・シンバルキックは、失敗し背中から落ちた際の衝撃というリスクを考えると、無理はできない。 だが「できることを考えてやっていく」と言い、リスクを回避できる新たなシンバルキックを作る意向を示していた。そして、手術後初ライブとなったこの日は、その改良型で臨んだ。1曲目終わりでは、着地がうまくいかず必死に体を立て直していたが、本編ラストやアンコールでは続けざまに成功させた。 MCでは「こうやって集まって力を束ねれば、奇跡が起こせる。今夜は共に被災地にエールを。そして、みんな存分に楽しんで。よろしく!」と呼びかけた。その後も布袋とのブランクを感じさせない息が合ったパフォーマンスで、代表曲「恋をとめないで」「1990」など20曲以上を披露。結成していた当時の雰囲気が詰まったステージで、5万人の来場者を魅了した。