中日・井上一樹監督、背番号を変えた松木平や根尾へ期待感 シャッフルの裏側明かす
中日・井上一樹監督(53)が19日、名古屋市内のホテルで開かれた、同郷の鹿児島出身の経営者らによる激励会に出席した。井上監督は背番号シャッフルの内幕を明かし、背番号を変えた松木平や根尾への期待を口にした。 8選手の背番号が変わったシャッフルの発表から3日たち、井上監督は頭を悩ませ、期待を掛けて選んだ数字への思いを語った。 ◆喜びの大ジャンプでベンチを飛び出す根尾【写真】 「松木平は最初は26をほしがっていたと思う。それが『番号を変えていただけるんでしたら、監督にとってなじみのある9の入った29をお願いします』と言ってきたんです」。4年目で今季支配下契約を勝ち取り、登板8試合で2勝4敗、防御率3・70。ローテ候補に名前を挙げられている右腕は、望んでいる数字を指揮官に直接伝えていたという。 「29」を付けていた辻本は「0」になった。「29と言えば、オレの中では鈴木孝政さん、与田剛さん、(1軍投手コーチの山井)大介。イメージはピッチャーなんです」と指揮官。辻本に軽い番号を提案し、本人から番号の「0」を伝えられた。「空き番号を選ぶなんて賢いなあ」と声を掛けたという。 根尾の「30」にも背景があった。「いろんな数字を当てはめてみた。一桁(7)をずっと付けてきて、ちょっと違和感があった。30で誰を思い浮かべるのか。巨人の大エース江川さんが浮かんだ。ピッチャーでもありの数字なのかな、と決めました」と語った。遊撃で入団し、投手転向して6年が過ぎた。30で新しい根尾になってもらいたい。 井上監督は現役時代に付けていた「99」に変えた。今季99のカリステは「オッケー」と二つ返事だったとか。「細身の選手。少しでも軽い方がいいかな、と。一桁がいいかな」と「4」にした。
中日スポーツ