「石川モデル」仮設住宅に入居 穴水で6戸、県内初
県が穴水町下唐川で整備した木造戸建てふうの応急仮設住宅「石川モデル」への入居が19日、始まった。自宅のある集落内に建てられる「ふるさと回帰型」と呼ばれる県内初の仮設住宅で、2年間の入居期間終了後も有償貸与や譲渡が可能となる。 自宅が「大規模半壊」と被害認定された田畑勝彦さん(66)は納屋で生活してきた。金沢に避難していた義理の母(85)と入居し、「暑さや寒さを気にせず、虫も出ないのでやっと快適に暮らせる。ふるさとで住み続けられるのが一番だ」と話した。 石川モデルは下唐川に6戸整備され、6世帯13人が入居した。今後、内灘町でも20戸が整備される。