【令和の米騒動】10キロの米が1か月で500円値上がり スーパーでは品薄でアメリカ産の米を急きょ入荷 まもなく迎える新米の季節で解消なるか…
もうすぐ新米の季節 米不足は解消へ向かうか…
こうした状況の中、期待されるのは今年の新米です。 愛知県内で米の収穫量トップを誇る豊田市で、収穫前の田んぼの様子を見せてもらいましたが、暑さと水不足であまり良い状態ではないようです。この田んぼでは、猛暑の影響で米が白く濁るなど"高温障害"が発生したため、品質が低下してしまうといいます。 さらに、雨が降らない日が続いた影響で近隣のダムの貯水率が下がり、8月上旬から水の供給量が減少。今も一部の田んぼには十分な水が届いておらず、枯れてしまった稲もありました。1週間後に控える収穫を前に、今年の米の量が減るのではと懸念しています。
豊田市の米農家 野田美香子さん: 「この数年、経費だけでも2~3倍。お米の値段は変わらずにきているので、ただでさえ米が店頭にないと言われて、少しずつ価格も上がってますけど、申し訳ないけどお米の値段は上げさせてくださいっていう状況ですよね」 JAあいち豊田は「今年は去年以上に猛暑が続いたため、高温障害の米が多いことが予想され、現時点で例年並みの米が収穫できるかは分からない」としています。
一方、早場米の産地として知られる三重県紀宝町では、稲の収穫時期を迎えていますが、今年は台風の被害もなく豊作だということです。 農林水産省はこの「米不足」に対し、「決して米の在庫がなくなるわけではなく、これからは新米も出回るので、安心して米を購入してほしい」としています。