【子どもと楽しむ冬休みアクティビティ】年末年始の季節行事は子どもの成長に良いこと満載!
いよいよ年末が迫ってきました。今年は曜日の関係で冬休みがいつもより長いご家庭も多いかもしれません。 寒い中遊びのネタも限られるから困る!という声も聞こえてきそうなこの季節ですが、実は冬休み中にある季節行事には子どもたちの発達を促す要素がいっぱい! 大掃除、おせち作り、お正月遊び(昔遊び)、味噌作り……これらはどれも日本の昔からの風習を知る機会としてはもちろん、「子どもの発達」という視点で見ても、素晴らしいことがたくさん詰まっています。 習い事を続けても上達しなかった息子が急成長。そのきっかけになった“たった一つの大切なこと” 今回の記事では、小5と小1の男の子2人の母でモンテッソーリ教師・保育士の筆者が、冬休み中に取り組みたい季節行事の良いところを発達的な視点で紹介します!
①大掃除で身体が育つ!?
年末といえば、大掃除。子どもたちも冬休みになり、ただでさえ忙しいところに、家中の掃除までするのはとても大変! でもせっかくの機会なので、子どもたちも巻き込んで大掃除をしてみてはいかがでしょうか? 我が家では上の子が4歳の頃から、できる範囲で子どもたちにも掃除の役割を担ってもらっています。特に6歳ごろまでの子どもたちは「動きながら学ぶ」時期なので、掃除を面倒な家事としてではなく楽しい遊びとして、そしてお父さんお母さんの役に立つことが嬉しい、という気持ちでやってくれることが多いものです。 我が家では ・子どもサイズに小さくカットした雑巾で棚や床掃除 ・霧吹きと水切りワイパー&雑巾で窓の拭き掃除 ・床拭きワイパーの棒の部分を短くして子ども専用サイズにし、フローリング掃除 といったことを年齢に応じてやってきました。 掃除の動作は、肩関節から腕を大きく動かす粗大運動にあたるものが多く、子どもたちが楽しみながらできて、かつ発達に必要な動きを存分に経験することができます。また、「今の子は学校での和式トイレでしゃがめない!」など話題になることがありますが、床を雑巾で拭く経験は、しゃがんだ状態で足首をしっかり使うので、しゃがむ動作に慣れるのにおすすめの動きです。雑巾をしぼることも手首をたくさん使うので、字を書くのに必要な力につながっていきます。掃除用具は大きすぎると扱いにくいので、できる限り、子どもの手のサイズに合ったものを選ぶのがポイントです。