初の日本一へ横浜が出陣式 SO田村優「ベイスターズに目標となる成果をあげてもらった」/リーグワン
12月21日に開幕するラグビー・リーグワンで、1部初優勝を狙う横浜が19日、横浜市役所で出陣式を行い、沢木敬介監督(49)、南アフリカ代表SHファフ・デクラーク(33)、SO田村優(35)らが約300人のファンの前で日本一を誓った。 【写真】始球式を務めた田村優。野球経験は全くなく、試合前にDeNA・山崎に教わっただけという状況ながらストライク送球 今季のシーズンテーマは「共に超える」。昨季、一昨季と2季続けて4強入りしながら、たどり着けなかった頂点へ、ファンの後押しなどとともに向かう意味をこめた。沢木監督は「(プロ野球の日本シリーズで)ベイスターズも優勝したし、テーマを達成できるように、シーズンが終わったらみなさんと勝利を分かち合えるようにしたい」と意気込んだ。 加入3季目のデクラークは、今年1月7日の相模原戦で膝を負傷して離脱。12月22日のシーズン初戦(日産ス)は昨季王者のBL東京が相手で、デクラークにとっては出場すれば11カ月半ぶりのリーグワンとなる。チームに合流して2週間がたち、「コンディションは上がっているが、監督からは『フィットネスが足りない』と言われている。負傷は完治しているので、シーズンが楽しみ」と力強く話した。 35歳で現役バリバリの田村は、「個人に課されているもの(練習での数値など)をしっかり超えていこうという気持ちや、このチームをよりよいものにしていきたいことなど、心構えのところがきっちり保てている」と明かす。日本シリーズもチェックしていたそうで、「(横浜ベイスターズの)リーグ3位からのシリーズ制覇は、自分たちの置かれている状況と似ている。目標となるような成果をあげてもらった」と同じ横浜のチームから刺激を得ていた。