宮川花子「古希になるので全国ツアーやりたい」 症候性多発性骨髄腫で闘病中
夫婦漫才コンビ、宮川大助・花子が27日、大阪市中央区の吉本興業で28日発売の著書「なにわ介護男子」(税込み1650円、主婦の友社)の発売記念会見に出席した。 花子(69)が2019年12月に血液のがんの一種「症候性多発性骨髄腫」を公表。現在も抗がん剤治療とリハビリを継続し、車いす生活が続いている。夫の大助(74)との老々介護の日々をつづった1冊となっている。花子は「記者の方は今のうちに見ておかなアカンなと思って来たんちゃいますか? 大丈夫ですよ。まだまだ長生きすると思います」と冗談めかした。 大助は「本の内容としてはおもしろおかしく書いてありますが、実際はがんと聞くだけで鳥肌が立つような、常に恐怖心が付きまとっています。実際に女房のことを考えると辛いです。僕が背負ってやりたかったと思っております」と花子を思い涙した。 花子は「10日ほど前にまた入院していました。急に倒れて目が覚めたら病室だった」というが、元気なようす。退院直後にも番組収録で漫才を披露した。「せっかく漫才師としていただいた命。苦しんでもこんだけ行けまっせとお見せしたい。古希になるので全国ツアーやりたい。今やったらいけそうな気がするんです」と野望をぶち上げた。