債券は下落か、日銀の早期政策修正を警戒-20年国債入札も重し
(ブルームバーグ): 25日の債券相場は下落が予想されている。為替市場での円安進行を受け、日本銀行が早期に政策修正に踏み切るとの警戒感が強い。この日行われる20年国債入札に向けた売りも重しになる。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、日銀の国債買い入れ減額や早期利上げへの警戒感が「上値を重くする」と話す。20年債入札は需給の不透明感からやや弱めの結果になるリスクがあり、午後もじり安傾向が続くとみる。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.980~1.010%(24日は0.985%で終了)、先物中心限月9月物は143円35銭~143円65銭(同143円58銭)。
先物夜間取引で9月物は24日の日中取引終値比12銭安の143円46銭で終えた。
20年国債入札
関連記事
(c)2024 Bloomberg L.P.
Yui Hasebe