「感謝しかありません」鶴岡東が東北対決制して初戦突破!9回完投のエースは「甲子園だからこそ楽しんだ」
<第106回全国高校野球選手権大会:鶴岡東2ー1聖光学院>◇11日◇1回戦◇甲子園 【トーナメント表】夏の甲子園 4日目までの結果一覧 鶴岡東(山形)が2対1で聖光学院(福島)を下し、初戦突破を決めた。 1失点完投勝利をあげた櫻井 椿稀投手(3年)は、変化球を使った打たせて取る投球が光った。「聖光学院は小技も強打もあるチームなので、1人1人ずつ打ち取る事を考えました」と試合を通して4度の先頭打者を出しながらも要所を締め、聖光学院打線を抑えていた。 最終回も一死一、二塁のピンチを迎えたが櫻井は、「県大会では同じような場面で同様締まったので、甲子園だからこそ楽しもうとし決勝打を放ったのも櫻井だった。3回に二死二、三塁の好機で打席が回ると「長打ではなくコンパクトに自分のスイングを意識した」と逆方向へ運んだ。「最初に凡退して悔しかったので、しっかりと食らいつくことを意識して打ち返すことができました」と4番の役割を果たした。 聖光学院は同じ東北県勢として何度も練習試合をする間柄だ。奇しくも初戦の相手となったが「色々なことを勉強させていただいているチーム。最後まで粘り強く、聖光学院さんのプレッシャーを感じながらいい試合をさせていただいた。感謝しかありません」と佐藤監督も振り返っていた。