落合博満氏 最下位・中日から投手タイトル2部門受賞に苦笑い「ちょっと考えられない」
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が15日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。最下位に沈んだ古巣の中日からライデル・マルティネス投手(28)が最多セーブ(43S)、松山晋也投手(24)が最優秀中継ぎ(43HP)の投手2部門のタイトルを獲得したことについて言及した。 【動画】タイトル受賞者を祝福!【おめでとみつ】 落合氏は「最優秀中継ぎとセーブ王が出たチームが最下位っていうのはちょっと考えられないこと」と苦笑い。それでも「それはしょうがないこと。2人ともよく投げたと思いますよ」と称えた。 阪神・桐敷と並んでタイトルを獲得した松山は2022年に育成ドラフト1位からはい上がってきた右腕。「松山の場合は球団が(タイトルを)獲りにいかせたようなところもあったけども、それでもよく桐敷に並んだなと思います」と評価した。 パ・リーグは先発から転向した楽天・則本が最多セーブ(32S)を獲得。「できれば先発で使いたかったんだろうけども、松井(裕樹)が抜けた穴を誰が埋めるのかってことで則本に白羽の矢が立ったんだろうと思いますけど、よく投げたと思います」と称えた。「日本ハム戦で2アウト、ランナーなしからピッチャーゴロをファーストに暴投(悪送球)を投げてなければCSに出る可能性もなくはなかった」と振り返りつつ「それでもタイトルはタイトルですからね」とコメント。オフに今江監督から三木新監督に代わっただけに「また先発に転向する可能性もなくはないと思う。チーム事情によってね」と来季の起用法についても言及した。