初詣客にぎわい…新生活充実や健康願う 福井県内の神社、晴天に恵まれ
「充実した新社会人生活を」「家族みんな健康で」-。2025年が幕を開けた1月1日、福井県内の神社は初詣客に訪れた人たちでにぎわった。参拝者は思い思いの願いを込め、静かに手を合わせた。 晴天に恵まれた午前中、福井市大手3丁目の佐佳枝廼社では家族連れや友人同士など、参拝者が続々と訪れ、敷地外まで長い列ができた。 家族やいとこと参拝した福井市の高校3年の女性(18)は今年から新社会人となる。「仕事守」と書かれたお守りを手にし、「不安はない。自分のできることを一つ一つ、丁寧にこなしていきたい」と意気込んだ。建設業を営む同市の男性(65)は一家3人で訪れた。「商売繁盛と家内安全。健康第一でいられれば」と話した。 上下逆さに「厄」と書かれた石に、息を吹き込んだ玉を投げつけ悪い気をはらう「厄割石」に挑む参拝者も。大阪府の女性(31)=福井市出身=は今年が本厄といい「とにかく何事もなく健康で過ごしたい」と話していた。 ともに春から社会人となる男性2人はすがすがしい新年にしようと朝から福井駅周辺でランニング。爽やかな汗を流しながら福井市宝永4丁目の神明神社に立ち寄り「充実した新生活にしたい」と抱負を語った。
福井新聞社