生駒里奈、室井慎次との対峙で「自分史上最大の準備」柳葉敏郎と秋田弁トーク
俳優の生駒里奈が26日、TOHOシネマズ秋田(秋田県秋田市)で行われた映画『室井慎次 敗れざる者』の秋田凱旋舞台あいさつに、主演の柳葉敏郎と出席。秋田県出身の二人は、方言をふんだんに使ってトークを展開した。この日は、共演の福本莉子と齋藤潤、本広克行監督も来場した。 【画像】室井さんが秋田に帰ってきた!凱旋舞台あいさつの様子 本作は、ドラマ「踊る大捜査線」(1997)からはじまり、劇場版シリーズが社会現象を巻き起こした「踊るプロジェクト」の12年ぶりとなる新作映画。警察を辞め、故郷の秋田で平穏な生活を送っていた室井慎次(柳葉)に、新たな事件の影が迫る。
新人弁護士・奈良育美を演じた生駒は、「室井さんと同じ由利本荘市出身の生駒です。まさか自分が小さい頃から来ていたこの映画館で、舞台挨拶に出る側として、そしてギバちゃんの映画に出るなんて! と思って頑張ってきました」とあいさつ。撮影を振り返り、「室井さんと対面する緊張と柳葉さんとお芝居をする緊張と……いろんな緊張がありましたが、自分史上最大の準備をして挑みました。刑務所のシーンがクランクインでしたが、秋田でも久しぶりに雪が降った日で……かじかんで大変でしたよね、柳葉さん?」と柳葉に振ると、「さびかったなあ」「んだからやあ」「急に振ってきたっけな」「……という会話をしながら頑張って撮影ができたので、いい経験をさせていただきました(笑)」と秋田弁を交えて会話を繰り広げた。
柳葉は、地元・秋田での撮影について「俳優として自分が生まれて、育ててもらった場所で、自分の作品が撮れるのは俳優でもなかなかいないと思うんですよね。それを叶えてくれた製作スタッフ・監督・みなさんに感謝ですし、現場でも暖かく迎え入れてくれて、改めて秋田県人のみなさんの暖かい気持ちに触れることができました。すべての方に感謝の気持ちでいっぱいです」と感慨深げに語った。 「踊るプロジェクト」初参加の福本(日向杏役)と齋藤(森貴仁役)は、柳葉との共演について「現場で細かいところまで気を配っている姿を学ばせていただきました。柳葉さんを中心に、この作品を面白くしようという強い気持ちで挑む良い緊張感がありつつ、休憩中は楽しくすごせるように努めて下さったり、差し入れもたくさんしてくださって、メリハリのある現場でした。尊敬しています!」(福本)、「この撮影中も今までに感じたことのない大きなプレッシャーをもってタカを演じさせていただきましたが、ずっと柳葉さんには近い距離で色んなことを教えていただき、背中が暖かくなるような安心感がありました。自分の中で一つ一つ焼き付けようという思いで挑んでいました」(齋藤)と思いを述べる。2人の言葉に対して、柳葉が「ありがとうございます……!」と深々とお辞儀をする一幕もあった。