【お悩み相談連載:さらば青春の光・東ブクロの『こわいもんなし』】「プロの女の子も、プライベートではプロでいる必要はない。男はサービスしたい生き物だから」
■「怒る2歩手前のイラっと感で意思表示」 【お悩みNo.30】私は初めてお会いした方との距離感が上手に掴めずに悩んでいます。現在、バイト先で私より年上の後輩が出来たのですが、少し舐められてしまい、あまり関係性がよくありません。馴れ馴れし過ぎても、厳しすぎてもいけない初対面でどう距離感を掴んで関係を築いていけばいいのでしょうか? 来年から新社会人でエンタメ系の裏方の仕事に就職することが決まり、上下関係が厳しい世界で働くので不安があります。東ブクロ先生! お悩み解決お願いします!【PN:たまごやき・22歳・女性・大学生】 * * * ――人間関係についての質問です。 まあ、そもそも後輩と関係築けてないんで、僕の答えでいいのかわからんけど。飲みとかに誘うのも、大事な時間を俺なんかに使わせて申し訳ないなと思ってしまうんで、基本誘わないです。「面倒やけど、こいつと行っとかなあかん」と思われてたら、嫌でしょう。自分も若い頃はそういうときがあったんでね。 ――どんな相手なら誘えるのか。 それこそコンパとか共通の目的があればいいですよね。ゴルフもそう。ゴルフを好きやから来てくれるっていう保険があるから安心できますけど、飲みなんて全然誘えないです。年上の後輩になめられてるとのことですが、若い頃は誰でもナメた態度とってしまう。若気のいたりと思って許してあげてほしい気もします。 ――これまでナメられたことはあったか。 今でもたまにありますよ。初めてのスタッフさんで「この人、俺のことナメてんのやろな」って。この人は俺が怒るって1ミリも思ってないんやろうなーって思いますね。 ――ナメてる人は相手が怒ることを想像してない。 そう。僕が何を言っても怒らないと思ってる。そういう時は、はっきり態度で示さなあなかんなと思うから、「イライラしてんちゃうかな」という態度をとります。 ――これが本当の堪忍ブクロ。具体的にどうするのか。 たとえば、相槌を打たんかったり、目も見んとずっと下を向いてたり。本当に怒る2歩くらい手前のイラっとした感をそっと出しますね。私はあなたの態度が不愉快ですよという意思表示です。相談者さんにとって、これも一つの手かもしれません。 ――相手をナメたこともあったのか。 僕だって昔は尖ってたからね、売れてない先輩のことは基本的にナメてたと思います。でも、スキャンダルを起こして、一気に仕事がなくなったときに、周りを見ることができた。そんなに売れてない人にもすごいとこは絶対にあんねやって気がつくことができました。 テレビで見て、僕の感性では面白くないなと思った人も、仕事を一緒にするとやっぱりすごいと思いましたから、そういう経験ができたのはよかったのかもしれません。 ――バイト先でナメてきたやつもこの人の良さがわかってないのかも。 自分の中の価値観でしか判断できてないわけやから、気にしないでいいんちゃうかな。社会に出たら人生の先輩たちがたくさんいます。初対面では、まずはその人たちの話を真剣に聞いてね。そしたら相手もしっかりとあなたのこと見てくれると思いますよ。 ●東ブクロ1985年10月6日生まれ 大阪府茨木市出身 〇2008年に現在の相方である森田哲矢とお笑いコンビ『さらば青春の光』を結成。2017年に本名の東口宜隆から現在の芸名である東ブクロに改名した。芸能界を代表するプレイボーイとしても知られており、スキャンダルも含め多くの浮き名を流してきた。公式YouTubeチャンネル『さらば青春の光Official Youtube Channel』 取材・文・撮影/キンマサタカ