【米大統領選】“激戦州”ネバダ州でカギ握るのはヒスパニック系 労働者の不満がトランプ氏への期待に
読売テレビ
アメリカ大統領選挙で現地取材を続けている黒木キャスターに中継で伝えてもらいます。(取材・報告=黒木千晶キャスター) 私が今いるのは、カジノで知られるラスベガスです。 こちら現地時間午前1時ですが、眠らない街として知られているだけあって、まだまだとても賑やかです。 このラスベガスがあるネバダ州も激戦州の一つで、最新の世論調査によりますと、ハリス氏よりもトランプ氏がわずかにリードしています。 日本時間のきょう、このネバダ州で、トランプ氏もハリス氏も共に集会を行いました。この州を絶対に落とせないんだという、両候補の意地を感じました。 私は今回初めて大統領選挙の取材に来ていますが、日本との違いで驚いたことがありました。 日本では有権者に物を配る行為というのは禁じられていますが、アメリカの大統領選挙では、選挙集会に参加した後、このような支持を表明する看板や、缶バッジなどがありますが、あとはなぜか無料で水がもらえたりしました。本当に日本との選挙の違いを感じました。 このネバダ州は、ペンシルベニア州と同じように、「労働者票」がカギを握る激戦州です。中でもネバダの全人口の2割~3割を占めるヒスパニック系の方々、特にラスベガスの綺麗な街を維持していらっしゃるサービス業や飲食業に関わっていらっしゃる方々が、カギを握ると言われています。 移民であるヒスパニック系の方々は、不法移民に対して自分たちの職を奪われるんじゃないかという不安や不満を抱えています。 トランプ氏は選挙集会でも、不法移民に家族を殺された人にスピーチをさせたりするなどをしていました。 トランプ氏の言動は、時に過激に思うこともあるんですけれども、そういった現状に不満を持っている人たちが、自分たちの今の生活を変えてほしい、少しでも良くしてほしい、この候補に託したら少しでも自分の暮らしが良くなるんじゃないか、そういった期待が今の支持率の伸びにつながっているんじゃないかと感じました。
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