ものまね芸人ほいけんたも登場する「擬態展」が「仙台うみの杜水族館」で開催中!生き抜くために擬態する、不思議な生きものたちを見に行こう
宮城県仙台市の「仙台うみの杜水族館」で、何かになりきる生きものたちの「擬態」をテーマにした特別展「擬態展」が2025年1月13日(祝)まで開催されている。厳しい自然界を生き抜くなかで、敵から逃れるために、あるいは獲物を捕らえるため、擬態を極めた生きものたちは魅力がいっぱい。今回の特別展では、そんな生きものたちの擬態を企画展示ならではの違った角度から学ぶことができる。「擬態展」の狙いや魅力などについて、水族館の担当者に話を聞いてみた。 【画像】まるで枯れ葉!?リーフフィッシュの画像を見る ――「擬態展」の開催に関して、意図やターゲットなどについて教えてください。 仙台うみの杜水族館では、生きものの特性を活かした展示の充実など図り、常に生きものの魅力を発信しています。また、季節ごとに特化した企画展や特別展示、イベントなどを行っています。 なかでも今回は、擬態する生きものたちにフォーカスした企画展を開催することになりました。企画展では、水辺や森に生息する魚類や無脊椎動物、両生類、爬虫類、昆虫などの擬態する生きものたちを、特設展示と常設展示合わせて約30種展示いたします。生体展示に加えて、それぞれ異なる擬態術についてパネルで紹介し、厳しい自然界を生きてきた生きものたちの不思議な生態について学べる展示となります。敵から逃れるため、獲物を捕らえるための、生き抜くための工夫を知っていただきたいです。 また、「『擬態』とはなにか?」をわかりやすく伝えるため、「人間界の擬態術のプロ」として、ものまね芸人の「ほいけんた」さんをアンバサダーに招いています。大人から子どもまで幅広い方々に、生きものたちの不思議な生態を楽しんでいただければと思っております。 ■展示されるそっくりな生きものたちを一部ご紹介! 【ミミックオクトパス】 現在分かっているだけで15種類の生物に擬態する。体の色や模様を変えて、海の生きものになりきる姿は、まるで「擬態の名人」だ。 【リーフフィッシュ】 枯れ葉に擬態する魚。まるで枯れ葉そっくりの姿を持っているので、枯れ葉とリーフフィッシュの区別は難しいそうだ。実際の展示で枯葉の中からリーフフィッシュを見つけてみよう! ――「擬態展」で登場する生きものをはじめ、読者の方に伝えたい擬態する生きものの魅力などあれば教えてください。 同じ擬態する生物でも、敵から身を守るために隠れる「守りの擬態」、獲物に気づかれないように隠れる「攻めの擬態」と目的も大きく異なり、岩場や砂地、海藻などの環境に隠れたり、他の生きものになりきったりするなど手法もさまざまで、とても奥深い世界が広がっています。さまざまな擬態する生きものたちを比較し、その不思議な生態について企画展ならではの角度から学べますので、ぜひこの機会にお楽しみいただければ幸いです。 ■お笑い芸人「ほいけんた」さんがアンバサダーに就任!10月12日(土)には1日館長として来館イベントも! 今回の擬態展では、生きもののなかの「人間界」を代表して、明石家さんまさんのものまねや、歌唱力を活かした歌マネなどで知られる、お笑い芸人の「ほいけんた」さんがアンバサダーに就任し、特別展を盛りあげる。擬態術を語るオリジナルムービーや、誰かになりきって行うオリジナルボイス館内放送、クラゲになりきる「ほいけんた」さんのプロジェクションマッピングなど、特別展期間中には多くのコラボ企画が楽しめる。 なかでも「ほいけんた」さんが、仙台うみの杜水族館の1日館長として来館する10月12日(土)には、モノマネライブや、生館内アナウンス、グッズの販売など、さまざまなイベントが開催される。TVバラエティ番組で話題になった歌マネの裏話も聞けるかも!? ものまね芸人と水族館の異色とも言えるコラボレーションのきっかけについても、担当者に話を聞いてみた。 ――タレントの「ほいけんた」さんとのコラボのアイデアはどのようにして生まれたのですか? これまでの企画展よりもさらに進化した形で、「わかりやすく、楽しく」という側面に重きを置いて、不思議な生きものの魅力をさまざまな角度から紹介したいという想いから、ものまね芸人の「ほいけんた」さんをアンバサダーに招くアイデアが生まれました。 企画会議にて、ほいさんのモノマネに対する熱い想いをお聞きし、さまざまなネタを実演していただいた際、自然界の厳しい世界を擬態で生き抜く生きものたち同様、芸能界という厳しい世界で、ものまねを武器に戦う姿が重なり、「人間界の擬態術のプロ」として、今回ご協力いただくこととなりました。 【ほいけんたさん1日館長 詳細】 ■開催日:2024年10月12日(土) ■各イベント時間: 1日館長就任・開館時お客さまお出迎え:9時~ モノマネライブ①:11時45分~ モノマネライブ②:14時45分~ ※それ以外の時間帯は「擬態展」と特設展示会場および館内、グッズ販売会場などを巡回 ■ほいけんたグッズ販売 ・「カラダぐう Tシャツ」ステッカーとオリジナルカード サイン付き 4000円 ・「カラダぐうタオル」オリジナルカード サイン付き 1500円 ・「くるっくうタオル」オリジナルカード サイン付き 1500円 ※数量限定。売り切れ次第販売終了 ――最後に、読者の方に伝えたい「仙台うみの杜水族館」の魅力を教えてください! 仙台うみの杜水族館は、海と人、水と人との、新しい「つながり」を生み出す水族館をビジョンとして掲げ、豊かな三陸の海を再現した大水槽や、世界中の個性的な生きものの展示、イルカ・アシカ・バードのパフォーマンスなどをお楽しみいただけます。地域連携にも力を入れており、地域に特化した展示やイベントなども行っております。季節に合わせた展示や、生きものたちの不思議に迫る企画展なども行い、何度来ても楽しんでいただける水族館を目指しておりますので、ぜひお越しください! 【仙台うみの杜水族館 概要】 ■入館券料金:大人2400円、シニア(65歳以上)1800円、中・高校生1700円、小学生1200円、幼児(4歳~未就学児)700円 ※web前売り入館券をあらかじめ購入することでチケット売り場に並ばずに入館することもできる。 ■営業時間: 2024年8月26日~2024年11月4日(祝):9時~17時30分(最終入館17時) 2024年11月5日(火)~2025年3月19日(水):10時~17時(最終入館16時30分) ※上記以外の営業時間については、仙台うみの杜水族館ホームページよりご確認ください。 仙台うみの杜水族館で開催される「擬態展」は、「お笑い芸人×水族館」という異色のコラボで盛り上がりを見せること間違いなし。自然界を生き抜く生きものと、芸能界を生き抜くものまね芸人「ほいけんた」さんの織りなす不思議な「擬態」の世界を体験してみてはいかがだろうか。 ※記事内の価格は特に記載がない場合は税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。 文=平岡大和