「パートナーと住みたい」LGBTQの部屋探しに立ちはだかるハードルとは
■みんなで正しい知識をもって
同性パートナーと住む場所を探すことについて、自身の経験を踏まえて松岡さんはこう語ります。 「わざわざ差別をしようと思って差別してる人はあまりいないと思うけれど、やっぱり無意識の差別や偏見は内面化されてしまっているのかもしれない。それこそ、不動産のオーナーからしたら、トラブルなく長く住んでくれる人を探すという時に、無意識の偏見は、実は全然当事者の実態に沿っていないし、自分が身近に感じていないからただ怖いと思っているだけとか、そういう理由で排除してしまっているかもしれない」「冷静に、知識を得たり学んだり、当事者と実際に知り合ってもらったりして、改善していけばうれしい」 誰もが性別や関係性にかかわらず、自分の生活を選択できるようになるためにも、社会全体で知識を身につけ、理解し合える環境作りが求められています。