図解でわかる「論理的思考しかできない人」に欠けた視点 ロジカルシンキングを重視しすぎる人の盲点
ビジネスでも人生でも問題にぶち当たったとき、「論理的思考」を重視しすぎると罠にはまってうまくいかないことがあります。そんなときはどうしたらいいのでしょうか? 名著からベストセラーまでやさしく読み解くブックガイド『「思考法」の必読書50冊、1冊で図解してみた』を上梓した鈴木博毅氏が、『天才たちの思考法 図解でわかる! はじめてのラテラルシンキング』を解説します。 【図解】ラテラルシンキングで必要な3つの力 ■問題は「論理的に考える」だけでは解決できない?
「与えられた前提にしばられてしまって、思考や発想が行き詰まってしまう……」 「今までの取り組み方に縛られてしまい、新しい解決策を発見できない……」 こういった悩みを抱える人もいるのではないでしょうか? 私がそうした人におすすめしたいのは『天才たちの思考法 図解でわかる! はじめてのラテラルシンキング』です。本書で解説されている「ラテラルシンキング」を活用すれば、与えられた枠組みや前提に縛られず、それらを乗り越えて問題を解決できるようになります。
本書のポイントを3つにまとめて、図解で解説していきたいと思います。 ①ラテラルシンキングには3つの力が必要 ラテラルシンキングは固定された分類や定義の壁を越える発想が大切です。恥ずかしがらずに、これまでと違う発想をしてみましょう。 ②与えられた分類や前提を疑う ロジカルに考えることは効率的な分類をすること。しかし、与えられた枠組みの中で思考してしまうという罠があります。だからこそ、その分類や前提を疑うことからスタートしましょう。
③ロジカルとラテラルを効果的に織り交ぜる ラテラルシンキングを用いて広げた視野で発見した新しい可能性をロジカルな思考で、効果的に絞り込む。ラテラルとロジカルを効果的に織り交ぜることでより優れた思考ができるようになります。 ■「新しい思考法」を身につける 優れた思考法は、問題解決のための新しい道を教えてくれます。目の前の壁を打ち破るような効果を持つときさえあります。 『「思考法」の必読書50冊、1冊で図解してみた』では、私が厳選した思考法の名著、ベストセラー、意外な本まで全50冊のエッセンスを図解でわかりやすく解説しています。
鈴木 博毅 :ビジネス戦略、組織論、マーケティングコンサルタント