<リオパラ五輪速報>“最も金に近い男”木村が100mバタで銀メダル
“最も金メダルに近い男”と期待されてきたが、勝負をかけていた前日の100m平泳ぎでは、銅メダルに終わり、「悔しい気持ちしかない。明日金メダルをとります」と決意を新たにしていた。 だが、リオに入ってからは、プレッシャーなども重なり疲労が抜けなかった。レースが続きコンディションは、最悪だったが、「疲労? 今日は、午前中がなかったので(予選)、ましだったんですが、実力がなかったのかなと思います」と、木村はそれを言い訳にしなかった。 木村の信念は、「人間は何かを失っても、これだけのパフォーマンスができる、金メダルもとれるんだという人間としての可能性を伝えたい」というもの。期待された金メダルには届かなかったが、その信念に恥じない素晴らしいレースを、木村はリオの本番で見せてくれた。 木村は、まだ男子100m自由形S11、男子200m個人メドレーSM11のレースを残していて、いずれもメダルの可能性がある。