Z世代の若者がよく使う「ビーリアル」って結局何が楽しいの? TikTokと何が違う?
一方でビーリアルは、トレンドをチェックするものというよりは「友だちや好きな子のリアルな日常を垣間見るもの」です。 通知が来たら2分以内に投稿するという決まりもあるため、情報収集などに適するような凝った投稿も行いにくいのです。TikTokに比べると、情報収集目的というよりは「制限時間内で投稿して、投稿したら他の人の投稿という報酬がもらえる」というゲーム感覚で使っているユーザーが多いと言えるでしょう。
ビーリアルの問題点
Z世代の間でビーリアルがリアルな日常が共有できるゲーム感覚のSNSとして盛り上がっている一方、「盛らない」「加工できない」「制限時間がある」点は問題点にもなり得ます。たとえば従来ならば加工したうえで投稿していたような「写真内に映り込んだ個人情報」などを、急いで投稿する分、消し損じてしまうこともあるでしょう。 たとえ個人情報が映り込んでも、あくまでリアルの友人間で利用する分には大きな問題にはならないかもしれません。しかしビーリアルではオンライン上で他の人とビーリアルを交換できる「BeMatch.」もリリースしており、こちらも人気を博しています。 今後は「クラスの女の子の投稿が見たい」というニーズ以上に「オンライン上で知り合った、リアルでは知らない相手がいま何をしているか見たい」というニーズが拡大していく可能性が大きいです。 個人情報の映り込みへの注意など「投稿すべきことと、投稿しないべきこと」の線引きは今後課題となり得るのではないでしょうか。 ■位置情報にも要注意 「個人情報の映り込み」と同様に「位置情報」にも注意が必要です。ビーリアルはデフォルトで位置情報がオンになっているため、撮影した場所を閲覧者に共有可能。しかしそれが原因で自宅の場所がバレてしまうなど、トラブルに繋がることもあります。 特にリアルの友人ではなく、オンラインで繋がった相手に対して位置情報が表示されてしまった場合は一定の危険性があるでしょう。リスクを避けるためには、位置情報は「OFF」にするのが良いでしょう。
オトナライフ