【総裁選】推薦人集めが本格化 焦点は“20人確保”
日テレNEWS NNN
自民党総裁選は推薦人集めが本格化しているようです。最新情報を国会記者会館から伝えてもらいます。 ここにきて推薦人集めが加速しているとの情報が入ってきたのが、上川外相です。 最新の情報で上川氏の陣営幹部は「少なくとも10人は確保できていて、さらに広げていきたい」と話しています。 上川氏を毎日取材していても、ここにきて「手応えを感じている」様子もうかがえます。 上川外相 「チームで仲間を増やしていくということで、一気に勢いが加速している感じがいたします」 上川氏は当初は支持に期待を寄せていた麻生副総裁や所属する岸田派からの支援を得ることができず、推薦人集めに苦戦を強いられていました。 しかし、最新の情報で派閥横断的な支持を徐々に拡大しています。これまでの取材で、複数の閣僚経験のある女性議員が推薦人になる意向を上川氏に伝えたことがわかりました。 複数の陣営幹部が「10から15に近い推薦人が確保できそうだ」と話しています。 あるベテラン女性議員は「これで出られるでしょう」と自信をのぞかせています。 ただ、出馬に必要な20人を最終的に確保できるかは、まだ見通せておらず、上川氏も陣営の議員もさらなる支持の上積みを目指します。 ーーもう1人の女性議員、高市さんは来週にも出馬表明をするとのことですが、前回の総裁選も出た高市さんは、今回はどういう戦いになりそうですか。 高市氏も推薦人確保に苦戦しました。理由は3つあるとみています。 1つ目の理由は、前回支援を受けた安倍元首相のバックアップが今回はないことです。2つ目は、裏金事件の影響で安倍派からまとまった支援を得づらいのも前回との違いです。 3つ目の理由は、今回は多くの議員が立候補を目指していることで、高市氏にとって基盤となる支持層である保守系議員の支持が分散してしまったことがあげられます。 高市氏は「乱立したことで支持してくれると思っていた議員が、他陣営に引きはがされた」と嘆いていたということです。前回の総裁選では国会議員票を114票獲得した高市氏ですが議員の支持をどこまで広げられるかが課題です。