中国内陸部地震 台湾が160人規模の救助隊結成 支援要請あれば出動へ
(台北中央社)中国内陸部の甘粛省で発生した地震を受け、内政部(内務省)消防署は160人の隊員による救助隊を結成した。同部の林右昌(りんゆうしょう)部長(内相)が19日、報道資料で明らかにした。中国から支援の要請があれば、即座に専用機で派遣する準備ができているとした。 甘粛省で18日午後11時59分に発生したマグニチュード(M)6.2の地震では、隣接する青海省を含め少なくとも116人が死亡、326人が負傷した。 救助隊160人には医師4人と看護師4人が含まれる他、災害救助犬4頭も出動を待機。救援装備や機材など約13トンも準備を整えている。 林氏は中国側のニーズを把握するよう関係機関に要請したとし、人道の精神を発揮して全力で人命救助に当たりたい考えを示した。 (頼于榛/編集:田中宏樹)