大阪・吉村知事 学校の「夏休み短縮」を検討
土・日を使って授業時間を確保していくことも検討
大阪・吉村知事 学校の「夏休み短縮」を検討
大阪府の吉村洋文知事は22日午後、大阪府庁で行われた新型コロナウイルス対策本部会議に出席。会議後の囲み会見で、休校が続いている府内の学校に対し、夏休みの短縮や土・日を使って授業時間を確保していくことを検討していることを明かした。 【ノーカット】大阪府が新型コロナ対策本部会議(2020年4月22日)
「夏休みを使って学力を取り戻すというのは、ぜひやりたい」
吉村知事は報道陣の夏休み短縮についての質問に「学力の遅れを取り戻す必要があり、コロナが収束していくという前提に立った時に、夏休みを使って学力を取り戻すというのは、ぜひやりたいと思います」と述べた。 また、土曜、日曜を使って学力の取り戻しをすることも、教育長がシミュレーションを検討しているとし「コロナが収束するかというところに大きくかかっている」と述べた。
「休校時間が長引けば教育格差が広がる」
吉村知事は、休校時間が長引けば教育格差が広がり、家庭でのストレスもたまることにつながる点や、子どもたちの状況を把握しにくいため、5月6日以降は、少しでも学校に登校できるようにしたいという意向を示した。しかし、府内の感染者数の状況などをみて、それができるかどうかはわからないとも話していた。 学校再開の判断については「5月に入ってからになってくるかな」と答えていた。