テン・ハフ監督、PKの判定に疑問「あれほど時間が必要なら避けるべきだった」 ウェストハムに敗れリーグ14位に沈む
マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督がウェストハム戦を振り返り、「PKという判定は避けるべきだった」と決勝点につながった判定に疑問を呈した。クラブ公式サイトが伝えている。 【動画|試合ハイライト】ウェストハム vs マンチェスター・U プレミアリーグ24/25 第9節 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間10月27日、プレミアリーグ第9節でウェストハムと対戦した。試合は、前半を両チームともに無得点で終えて迎えた74分、クリセンシオ・サマーフィルのゴールでウェストハムに先制を許すも、81分にマンチェスター・ユナイテッドがカゼミーロのゴールで同点に追いつく。 しかし90+2分、マタイス・デ・リフトのダニー・イングスに対するプレーについてVARが介入し、主審のオンフィールドレビューの結果、ウェストハムにPKが与えられる。キッカーを務めたジャロッド・ボーウェンがこれに成功し、マンチェスター・ユナイテッドが1-2というスコアでウェストハムに敗れた。 試合後、テン・ハフ監督はこう試合を振り返った。 「フットボールは常にベストなチームが勝利するとは限らない。この試合では、それがはっきりとあらわれた。我々は相手よりもはるかに優れていたが、2つの点があった。1つは我々が得点できなかったこと。2つ目は、間違いなく審判の判定が正しくはなかったことだ」 また、ウェストハムの決勝点につながったPKの判定について、テン・ハフ監督はこう語った。 「シーズン前に我々はVARについて説明を受けていた。それは、『そのプレーが明確で明らかな場合にのみVARが介入する』というものだった。しかし、主審は判定を下すまでに3分間を要した。あれほど長い時間が必要なら、そしてそれが結果に大きな影響を与えるものなら、PKという判定を避けるべきだったことは明らかだ」 そして、テン・ハフ監督は「私は選手たちに同情する」とし、今後に向けて意気込みを語った。 「我々はさらに強い精神力を発揮しなければいけない。不利な状況が続いても、団結して戦い、メンタリティを保たなければいけない。試合に勝てばそれがモチベーションとなり、チームに自信と強い信念をもたらすエネルギーとなる」 「我々は、スタッフも含めて力強い。マンチェスター・ユナイテッドのために戦い続けるし、水曜日(カラバオカップのレスター戦)にまた戦うつもりだ」