ポルトガル代表、歴代ストライカーの系譜(3)やや下り坂で…? 待望論が噴出した得点王
ポルトガル代表が強豪と言われるようになったのは、意外にもこの20年ほどの間だ。では、いったいどのような選手たちが最前線で、勝利に不可欠なゴールを決める役割を任されてきたのだろうか。そして、長年の悩みを解決したのはやはりあの男だったのか?
リエジソン 生年月日:1977年12月17日 個人成績(2010):3試合出場/1得点1アシスト デコやぺぺに続き、ブラジル生まれながらポルトガル代表でプレーした史上5人目の選手となった。2003年からスポルティングCPで活躍し、ポルトガルリーグで2度の得点王を獲得。絶対的なストライカー不在に悩まされていたポルトガル代表への待望論が大きくなった2009年に同国籍を取得し、すぐにカルロス・ケイロス監督から代表招集を受けた。 翌年の南アフリカワールドカップに向けたポルトガル代表メンバーにも選ばれ、グループリーグ第2戦の北朝鮮代表戦で途中出場からゴールを挙げた。しかし、代表でのキャリアは長く続かず、ワールドカップ直後の2010年9月が最後の招集に。 2010年当時すでに32歳と高齢で、やや下り坂に差し掛かっていたこともあってポルトガル代表では約1年間、通算15試合出場4得点という成績だった。2011年2月に母国ブラジルに復帰し、コリンチャンス、フラメンゴ、ポルトへの期限付き移籍を経て、2013年限りで現役を引退した。
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