ウサギとの思い出を絵本に 熊本・荒尾市の友枝さん出版 学校や図書館に寄贈
荒尾市の小児科医院事務長の友枝康子さん（72）が、自宅で飼っていたウサギとの思い出を題材にした絵本「ウーコのしあわせ」（銀の鈴社）を出版した。8日、市教育委員会を通して市内13小中学校と市立図書館に15冊を寄贈した。 熊本の文化・芸能
絵本の出版は4作目となる友枝さんは、15年ほど前から数年間飼育したウサギ「ウーコ」の最期をみとり、寂しさのあまり涙に暮れる日々を送ったという。この経験を基に、命の大切さを伝えたいと1年がかりで完成させた。「執筆中もウーコを思い出しては涙が出た」と話す。 空想を交えた飼い主とのやりとりや実際のエピソードを織り交ぜながら、家族の一員として愛情を注がれたウーコの一生をシンプルな輪郭のタッチで描いている。別離の悲しみも表現している。 B5判、40㌻。1500円（税別）。こどもクリニック友枝☎0968（65）8181。（大倉尚隆）
