【名古屋・ゴールド争覇】バリチューロが重賞初制覇…倉兼師「感謝しかない」
シニスターミニスター産駒
10月17日、名古屋競馬場で行われた11R・ゴールド争覇(3歳上・ダ1500m)は、井上瑛太騎乗の3番人気、バリチューロ(牡6・高知・倉兼育康)が快勝した。1馬身差の2着に1番人気のインペリシャブル(牡7・愛知・角田輝也)、3着にスマイルサルファー(せん6・兵庫・渡瀬寛彰)が入った。勝ちタイムは1:33.6(良)。 2番人気で吉村智洋騎乗、ミステリーボックス(せん5・兵庫・柏原誠路)は、7着敗退。 バリチューロは門別競馬でのデビュー後、大井競馬を経て高知へ移籍。下級条件から勝利を重ね、前走の建依別賞ではヘルシャフトの2着と健闘。初の他場遠征で嬉しい初重賞制覇の結果となった。倉兼育康調教師、井上瑛太騎手もともに重賞競走初制覇となる。 1着 バリチューロ 倉兼育康調教師 「(バリチュ―ロは厩舎に)初めて入厩した馬で、初勝利を挙げてくれて、初めて他場重賞に選定された馬です。うちの初物尽くしはこの馬なので、今回(名古屋に)挑戦しようと思いました。初めての重賞まで頂いて、この馬には感謝しかないです。調子自体は良かったです。馬運車での状態も落ち着いていたと聞いていました。一番心配していた馬体重もマイナス1キロで済んで、いい結果になるかもとは思っていました。乗り方は彼に任せています。好きなように乗ってきてと言っていました。(井上騎手に)いつも言っているのですが、仕掛けは早くするなよとは言っていましたが…(笑)。手応えがわからないのですが、うちの厩舎に関しては、常に仕掛けは遅すぎるくらいでいいよとは言っているんです。(早めに先頭に立つレースになりましたが)馬が本当に止まらなかったです。頑張ってくれました。基本的には砂は被らないほうがいい馬で、思った以上にいい感じでレースができたのではと思います。伸びしろはまだあると思います。あまり馬体重は増えないほうがいいかもしれません。(次走は)全く考えていないです。地元になるかなとは思っていましたが。帰って、馬の状態を見て、馬主さんと話をしてからです。でも、(最終的には)僕が決めてしまうのですが(笑)(馬場については)どちらかと言えば、湿った馬場のほうが走りがいいかなと思っています。こちらの馬場のほうが走りやすそうに見えました」 バリチューロ 49戦15勝 (牡6・高知・倉兼育康) 父:シニスターミニスター 母:ラッシュウインド 母父:ワイルドラッシュ 馬主:西森鶴 生産者:槇本牧場 【全着順】 1着 バリチューロ 井上瑛太 2着 インペリシャブル 丸野勝虎 3着 スマイルサルファー 大山真吾 4着 ホウオウスクラム 赤岡修次 5着 ダノンジャスティス 畑中信司 6着 ブリーザフレスカ 塚本征吾 7着 ミステリーボックス 吉村智洋 8着 ロードランヴェルセ 丸山真一 9着 テイエムアトム 加藤聡一 10着 コンビーノ 今井貴大 11着 シャイニーロック 大畑慧悟 出走取消 メルト
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