「今永昇太は直球を取り戻したことで魔術も取り戻した」と米メディア 8勝目ならずも直球は最速152キロ、平均149キロをマーク
◇27日(日本時間28日)MLB ジャイアンツ3―5カブス(サンフランシスコ) カブスの今永昇太投手(30)は敵地でジャイアンツ戦に先発登板し、6回を5安打3失点、3奪三振2四球。勝敗は付かず、8勝目(2敗)はならなかった。 鈴木誠也外野手(29)はメジャー3年目で初めて左翼を守り、5打数2安打1打点。カブスは延長10回の末に競り勝ち、連敗を「4」で止めた。 今永は6回の一挙3失点で勝利投手こそ逃したが、懸念されていた直球は走った。最速152・2キロをマークし、直球の平均球速は149キロ。10失点と大炎上した前回登板のメッツ戦は最速148キロ、平均145キロにとどまっていた。 地元中継局マーキーSNのジム・デシェイーズ解説者は「ショータは直球を取り戻したことで、魔術も取り戻した」と表現した。 同局によれば、ホットビー投手コーチは前回登板で直球のスピードが上がらなかったことについて「ショータは意図的に抑えていた」と吐露。さらに「終盤にスタミナをとっておこうとしたためだ。これは先発登板の度に105~115球を投げさせられる日本から来た投手によくあることで、現在はそのメンタリティーから脱却させようとしている。また、球速を維持するため投球フォームに手を加えつつある」と説明した。(写真はAP)
中日スポーツ