ビートたけし「フライデー襲撃」後日談…事件をきっかけに生まれた「お約束の団体芸」とは?
7月25日に配信された元雨上がり決死隊・宮迫博之さんのYouTubeチャンネル『宮迫ですッ!』にたけし軍団のガダルカナル・タカさんとつまみ枝豆さんがゲスト出演していました。 媒体との関係がうまくいっていないと話す宮迫さんに、タカさんは1986年にビートたけしさんやたけし軍団が起こした『フライデー襲撃事件』を引き合いに、こんな助言をしました。 タカさんは「(事件後すぐに)『草野球で試合をやろっか』って話になって。(フライデーの)講談社のチームとウチで。それから(フライデーは)悪いこと書かなくなったよね」と、草野球の交流により、関係性がよくなったことを明かしました。 筆者は以前、当時たけし軍団の一員だった東国原英夫さんに、フライデー編集部とたけし軍団による草野球親善試合についてお話をお聞きしています。 「たけしさんがピッチャーだったんですが、第1球目がデッドボールだったんですよ(笑)。それが故意なのかどうなのかはわからないですが、たけしさんは『手が滑った』と言ってました(笑)。 それでまた乱闘になったので、(井手)らっきょがなんとか笑いにしないといけないと思って、もみ合いの中で裸になったんですよ」 バラエティ番組で、野球をやっているうちに乱闘が始まり、バーッとみんながマウンドに集まって、一斉に散ったら、乱闘の輪の中の人が裸になっているというお約束の団体芸があります。 「あのパターンはそのときにできたんです」 「フライデー襲撃事件」という芸能界を揺るがした大事件をきっかけに、あのおバカな団体芸が誕生していたとは。まさにケガの功名ですね。 インタビューマン山下 1968年、香川県生まれ。1992年、世界のナベアツ(現・桂三度)とジャリズム結成、2011年に解散。同年、オモロー山下に改名し、ピン活動するも2017年に芸人を引退しライターに転身。しかし2021年に芸人に復帰し現在は芸人とライターの二足のわらじで活動している。