<前人未到に挑む・東海大福岡「選手紹介」>センバツに臨むメンバーの横顔/2 /福岡
◇先輩の思い背負い凱旋 山本瑛太三塁手(2年) 大阪府茨木市出身で、幼少期から甲子園は身近な存在だった。2歳から野球を始め、「自分の実力で甲子園に行けるチーム」と東海大福岡に進学。昨夏の福岡大会ではレギュラーとして8強で敗れる悔しさを3年生と味わった。先輩の思いも背負い、関西の大舞台に凱旋(がいせん)する。憧れは、昨秋、阪神にドラフト4位指名された百崎蒼生さん(東海大星翔)。目標はプロ野球選手。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち (1)茨木・南(大阪)(2)170センチ、60キロ(3)右右(4).300 ◇研究家の打撃リーダー 唐崎敦士左翼手(2年) 打撃リーダーとして率先して低反発のバットを研究して仲間と共有する。小学生の時に所属したチーム「津屋崎Jr・イーグルス」で監督だった父雅之さん(55)を尊敬している。アニメ「ワンピース」が好きで、試合前のバスではロックバンド「ワンオクロック」を聞く。銀行員の兄涼平さん(23)から「甲子園出場はお金で買えるものではない。すごい」と褒められた。 (1)津屋崎(2)175センチ、70キロ(3)右右(4).364 ◇兄の背、追って大舞台へ 秋田庸讃遊撃手(2年) 那覇市出身。兄丈瑠(たける)さん(21)も東海大福岡に進学したが、コロナ禍もあり、ほとんど試合に出場できなかった。丈瑠さんの背中をずっと追ってきたからこそ「同じユニホームを着て甲子園に出場できるのがうれしい」。米プロバスケットボール(NBA)のファン。沖縄に帰省すると友達とバスケをする。昨秋以降は打てなくなったので、甲子園ではまず安打を打ちたい。 (1)松島(沖縄)(2)169センチ、62キロ(3)右右(4).154 ◇自主練実り打撃向上 宗翔馬中堅手(2年) プロ野球・日本ハムの清宮幸太郎さん擁する早稲田実(東京)を11―8で倒し、センバツ8強に進んだ2017年の東海大福岡を見て「かっこよかった」と憧れた。昨夏まで打撃が振るわなかったが、練習後に毎日、打撃練習や筋トレに取り組んだ結果、打球が強く速くなった。憧れは米大リーグ・ドジャースの大谷翔平さん。チームの好きなところは「野球になったら本気になる」。 (1)志摩(2)173センチ、68キロ(3)右右(4).378 ……………………………………………………………………………………………………… ※(1)出身中学(2)身長、体重(3)投打(4)打率 〔福岡都市圏版〕