直近の数年間にF1デビューしたドライバー20人の中での角田裕毅の位置づけを英専門メディアが発表!「契約延長こそが技術の高さを象徴」
わずか20のシートしかないF1は、最も戦いの舞台に立つのが難しい競技であるといわれる。ゆえにこれを得た者は、それだけで世界屈指のトップドライバーとして、大きな尊敬を集めることができる。 【画像】世界を舞台に活躍する日本人F1ドライバー、角田裕毅のオフの表情を大特集! もっとも、F1ドライバーとなるための条件は、ドライビング能力と下部カテゴリーでの実績、それによるスーパーライセンスの取得だけでなく、金、スポンサー、コネクション等多岐にわたる。また、所属するチームの規模や車の性能もあり、この20人には明確な優劣が生まれ、ある者は長くシートを維持し、ある者は早々にトップカテゴリーからの撤退を余儀なくされる。 このような厳しい世界で直近の数年間にデビューを飾った20人のドライバーを、英国のF1専門メディア『PLANETF1.COM』が以下のようにランク付けした。これにはスポット参戦のドライバーも含まれるが、ローガン・サージェントに代わってイタリア・グランプリからウィリアムズの一員となったフランコ・コラピント、また2017年、19~21年に参戦したアントニオ・ジョビナッツィは外されている。 1位:ブレンドン・ハートレイ(2017-18年) 2位:シャルル・ルクレール(2018年~) 3位:ランド・ノリス(2019年~) 4位:ジョージ・ラッセル(2019年~) 5位:オスカー・ピアストリ(2023年~) 6位:アレクサンダー・アルボン(2019-20、22年~) 7位:ピエール・ガスリー(2017年~) 8位:ランス・ストロール(2107年~) 9位:角田裕毅(2021年~) 10位:ニック・デ・フリース(2022年~) 11位:ジョウ・グァンユ(2022年~) 12位:リアム・ローソン(2023年) 13位:ジャック・エイトケン(2020年) 14位:ミック・シューマッハー(2021-22年) 15位:ピエトロ・フィッティパルディ(2020年) 16位:ニコラス・ラティフィ(2020-22年) 17位:ローガン・サージェント(2023-24年) 18位:ニキータ・マゼピン(2021年) 19位:セルゲイ・シロトキン(2018年) 順位なし:オリバー・ベアマン(2024年~) ビザ・キャッシュアップ・RBの角田裕毅は、F3、F2をわずか1年でクリアして2021年にF1昇格。当時は「アルファタウリ」と呼ばれた現所属チームで大きな期待を受け、デビュー戦となったバーレーンGPでいきなり9位入賞を果たしてから、紆余曲折を経ながらもこのトップカテゴリーで4年目を戦っており、さらに来季の残留も決定している。 そんな日本人ドライバーを半分より上の9位とした同メディアは、「角田のF1での将来は常に不透明のように見えるが、それは厳しいRBチームが最新かつ最高の才能を採用しようとしているためだ。それにもかかわらず、2021年にデビューした角田は、2025年までの契約延長が決定しており、これこそが彼のドライバーとしての技術の高さを象徴している」と、彼をポジティブに評した。 その他の順位では、昨季に角田のチームメイトとなったものの、成績不振でシーズン途中にシートを剥奪されたニック・デ・フリースが10位と比較的高い順位を与えられたが、これは前年のフォーミュラEでのタイトル獲得が評価されてものだという。それは、現在のF1で主役の座を争っているランド・ノリス、シャルル・ルクレールらを抑え、ブレンドン・ハートレイ(F1ではトロロッソで9位が最高順位だが、WECやルマン24時間で優勝)が1位となったのも同様の理由である。 構成●THE DIGEST編集部
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