かなり低予算ですが、結婚式を開きます。事前に「ご祝儀は少なくてよい」と連絡するのは不自然でしょうか…?
近年では、少人数や親族のみで結婚式を挙げるケースも珍しくありません。コロナ禍以降、結婚式のスタイルも時代に合わせて多様化されており、レストランウェディングなどの食事会のみといった選択をするケースも当たり前になりつつあります。 そんなときに頭を悩ませるのが「ご祝儀」です。今回は、低予算で結婚式を挙げる際のご祝儀の扱いについて解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
ご祝儀の金額について申し出る必要はない
結論からいうと、ご祝儀の金額を調整してもらうように、招待状などで伝えておく必要はありません。そもそもご祝儀とはゲスト側が結婚を祝う気持ちを表現するお金であり、新郎新婦が設定するものではないからです。そのため、調整するくらいであればいっそのこと「もらわない」という選択を取ったほうがよいでしょう。 また事前に「ご祝儀は少なくてよい」という旨のアナウンスをすると、ゲスト側も具体的にいくら持っていけばよいのか分からず混乱してしまいます。さらにゲスト側は、どれくらいの規模で開催するのか分かりません。アナウンスの内容を気遣いの言葉として受け取ってしまう可能性もあり、結局相場通りの金額を持ってきてしまうでしょう。 ですので、ご祝儀の金額はこちらから指定する必要はありません。 ■代わりに会費制にする方法もある 「低予算で開催するため、ご祝儀をもらうに見合った会ではない」と感じるのであれば、ご祝儀ではなく会費制にする方法もあります。例えばチャペル・神前式といった挙式や披露宴を行わず、簡易的な食事会で済ませるのであれば、会費制にしておいたほうが無難な可能性もあるでしょう。 ご祝儀はあくまで気持ちを表したお金ですが、ゲスト側もそれなりに準備をして結婚式を楽しみにしてくるものです。そんなときは招待状で、披露宴ではなく食事会であること・会費制であることを伝えておくことで、ゲスト側も開催規模をある程度予想できます。 相手に対して申し訳ない気持ちや失礼と思われないようにするには、催しの数や形式によってご祝儀か会費制かを判断するとよいでしょう。