サンマ、来遊量は昨年並み低水準 小ぶり、水産庁が漁期の見通し
水産庁は30日、サンマに関して、今年の漁期(8~12月)に、日本の漁船が操業する北海道から千葉県沖にかけての漁場に来る来遊量の見通しを発表した。来遊量は昨年並みの低水準で、大きさは小ぶりになると予想した。8~9月の漁場は公海が中心になるとの見方を示した。 来遊量が低水準で漁場が遠く、漁のコストが膨らめば、サンマの価格は下がらず今年も食卓から遠のきそうだ。 農林水産省の統計によると、2023年のサンマの漁獲量は2万5800トンだった。22年は過去最低の1万8384トン。 予想を手がけた水産研究・教育機構によると、スーパーに並ぶようなサイズの割合は昨年並みの見通し。