『わたしの宝物』宏樹と冬月、美羽と水木がついに対峙 “浅岡”北村一輝が放った力強い言葉
宏樹(田中圭)を通して美羽(松本若菜)に接触した水木(さとうほなみ)
一方、水木は、冬月の心に居着いて離れない“大切な人”がどんな人物なのか、一目見たいと思ってしまう。フリーマーケットの出展者に感想を聞くという口実のもと、宏樹を通して美羽に接触する水木。しかし、冬月が傷つきながらなんとか前に進もうとしている様子を間近で見てきた水木からすれば、夫も子どももいる美羽の受け答えはかなり割り切っているように映ったのだろう。 アフリカに行った後も、帰国後必ず美羽を迎えに行くという約束のために何とか生き永らえてきた冬月と比べて、人妻の出来心による気まぐれ、お遊びのような気の迷いと受け取られてしまったのかもしれない。また、大切な仲間を失い、事業もなかなか思うようにスケールせずという状況にある冬月と比べて、美羽は何一つ失っていないかのように見える。その対比もまた、水木にとっては許し難いものだったのかもしれない。 冬月は自分が栞の父親である可能性に現時点では全く思い至ってなさそうだが、その事実を知った際にまず何を思うのだろうか。ついに全ての真実が白日の下に晒されそうな中、神崎夫婦はどんな選択をするのだろうか。
佳香(かこ)