2015年プロ野球界 注目の年男は誰?
年男実績ナンバーワン登場
一方のパ・リーグでは、2014年下馬評を覆す躍進を遂げたオリックスの井川選手に注目です。前回年男だった2003年には20勝を挙げる活躍で沢村賞、セ・リーグMVP、最多勝、最優秀防御率、最優秀勝率、ベストナイン…と層々たる賞を総ナメにした「年男としての実績」もあります。14年シーズンは手術の影響で出遅れたこともあり納得の結果を出すことができませんでした。しかしそこは「年男実績ナンバーワンの男」、来年こそは本来の実力を如何なく発揮しチームをけん引していってほしいものです。
そうは言っても体が資本です…
また、ここ数年新年を迎えるにあたりよく耳にする目標が「体づくり」。そんなコンディション作りをスムーズにすることで打撃復活に懸ける年男選手もいます。巨人阿部選手です。今シーズンは首のケガの影響から打撃不振に陥り、規定打席到達打者のセ・リーグワースト打率を記録するなど不本意なシーズンとなったわけですが、来季は一塁へコンバート予定。体調面の負担を軽減し、全試合出場も目指します。
10年目あたりで体重に意外な差が
やはり、体が資本のプロスポーツ選手にとって「コンディション作り」は活躍するためにも、そして現役生活を長く続けるためにも欠かせないものです。そんな視点から今年のデータを基に「生まれ年」ごとの「平均身長」と「平均体重」を表2にまとめてみました。当然ですが、プロ野球選手だけあって平均181センチ、84キロと普通の人に比べてかなり大きい結果となっています。 そして興味深いのは、85年(満29歳)以前生まれの選手と86年(満28歳)以降生まれの選手の間で平均体重に2キロほどの差が出ていることです。時期としては高卒でプロ入りした選手で言えば約10年が経過したあたりでしょうか。単純に30代を迎えることによる体重増はもちろん考慮すべき点だと思いますが、プロに順応する中で培われた肉体の変化が影響していることも容易に想像できます。結果を出すことで食生活にも好影響を与えているのでしょうが、現役生活を長く続けられている選手は総じて体の大きな選手が特徴として挙げられるのかもしれません。