獲得を後悔? 欧州、今季のワースト補強ランキング2位。何もしていない…。衝撃の出場数に終わった神童
2023/24シーズンの欧州リーグも終わりを迎えた。CL優勝を成し遂げたレアル・マドリードのジュード・ベリンガムを筆頭に多くの選手が新天地で活躍した一方で、期待外れに終わった選手もいる。今回は、今シーズン新天地を求めた新戦力の中から活躍できなかった選手をランキング形式で紹介する(移籍金は『transfermaekt』を参照)。
2位:ロメオ・ラヴィア(ベルギー代表) 生年月日:2004年1月6日 所属クラブ:チェルシー(イングランド) 移籍金:6210万ユーロ(約86.9億円) 今季リーグ戦成績:1試合0ゴール0アシスト 昨夏にチェルシーはリバプールと争奪戦を繰り広げ、モイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアを獲得した。前者はシーズンを通してフル稼働だったが、後者は怪我のためにほぼ全休となり、わずか1試合の途中出場(32分)に留まった。 未来への投資的な側面もあった一方で、これだけ離脱を繰り返すとなるとワースト補強ランキングに入ってくるだろう。シーズン序盤は足首、後半はハムストリングと異なる箇所を痛めている。気になるのがハムストリングの負傷で、サウサンプトンに所属していた昨季も同箇所を負傷していた。再発しやすい場所なため、メディカルとの協力のもと万全なコンディションに仕上げることが重要になる。 今シーズンを完全に棒に振ったラヴィアだが、今オフの監督交代は彼にとって追い風となりそうだ。チェルシーのフットボールディレクターであるジョー・ジールズ氏がこのベルギー代表MFの獲得にも関わっていたが、新監督のエンツォ・マレスカも同様のケースだ。シールズ氏はもともとマンチェスター・シティでアカデミー責任者を務めており、その際にU-21チームで監督を務めていたのがマレスカで、中心選手として据えられていたのがラヴィアとコール・パーマーだった。 選手としてのポテンシャルは間違いなく、恩師の到着によって重宝されて活躍するとなれば、ワースト補強からベスト補強に代わる可能性も秘めている。
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