「ごめんしか言わない」夫にイラつく…夫婦関係を悪化させる“謝り方”とは?
「ごめんしか言わない」夫が生まれる3つの理由
1つ目:奥さんがキツすぎるから こんにちは。人生や恋愛を上手くいかせたい女性のために本質思考をアドバイスする、リアライフカウンセラーの藤本シゲユキです。 【漫画を読む】どうして男性は女性のように「察すること」ができないのか? 前回のコラムでは、「ごめんが言えない旦那さん」についてお話しました。今回は、その真逆である「ごめんしか言わない旦那さん」についてお話したいと思います。 実は、「旦那 ごめんが言えない」と同様に、「旦那 ごめんしか言わない」という検索ワードを入れて調べている女性もかなり多いようです。 なぜ、ごめんしか言えない旦那さんが誕生するのか? その理由は大きく分けて3つあり、すべてに共通するのが「とりあえず謝っている」ということ。ただ、とりあえずの謝罪にも前提がそれぞれ違うんですね。 1つずつ解説いたします。 1つ目は、奥さんがキツすぎるから。これは多くの人が最初に想定するケースだと思います。奥さんがいつもプリプリして旦那さんに怒っていたら、謝ることしかできなくなるのは当たり前です。とにかく奥さんの怒りを早く収めたいし、これ以上怒られたくない。 そのとき、多くの人が一番口に出してしまいやすいのが「ごめん」という言葉で、しかも厄介なのが、謝罪の言葉って何度も口に出されるとイライラしてしまうという側面があるんですよ。 たとえば職場や学校などで、何も悪いことしてないのにすぐ謝る人、いませんか? こういう人って悪気は何もないのに接する人をイライラさせやすくて、その理由がすぐ「ごめん」って言うからなんですよ。人間って卑屈すぎる人に対しついイライラしてしまうので、謝罪の言葉が多すぎると逆効果になります。 つまり、奥さんがキツすぎることで旦那さんがすぐ謝る。その姿にイライラして当たってしまい、またごめんと言われる。この悪循環ができてしまい、ごめんしか言わない旦那さんが誕生するわけです。
とりあえず謝るだけは、むしろ火に油を注ぐだけ
2つ目:夫婦円満の秘訣を鵜呑みにしている 2つ目のケースは、夫婦円満の秘訣を鵜呑みにしているから。 夫婦円満の秘訣は、「ありがとうとごめんなさいをちゃんと言うこと」だと言われていますが、中には「嫁を怒らせたらとりあえず謝っとけ」と言う人がいます。言うまでもなくこの秘訣を口にしているのは男性なのですが、結構耳にすることが多いので、情報としてかなり広まっている印象がありますね。 「怒らせたらとりあえず謝る」って、一見すると正しいことのように見えますが、これはよくないです。 なぜなら、何が悪いのか分からなくても謝ればいいし、とにかく謝っておけば角が立たないからいいでしょと言ってるのと同じだからなんですよ。とりあえず謝られた側の女性のほとんどは、「とりあえず謝っておけば済むと思ってんな」と分かってますし、余計に腹立ちますよね。 それが「なんで私が怒ってるか分かってる?」という台詞につながるというわけです。ほとんどの男性が女性のこの問いに、本気で意味が分からないんですよ。 実際、とある男性ツイッタラーさんがその旨をつぶやいてめちゃめちゃバズっていたのを目にしたこともありますし、そのように彼氏や旦那さんに怒ったことがある女性や、その怒りが本当に分からなかった男性にとっての共感案件だったのかもしれませんね。 ちなみに、「なんで私が怒ってるか分かる?」という女性の疑問に答えるのであれば、ほとんどの場合、これはダブルの怒りを買ってます。それは、「傷ついたり不快になったりしたことに対する怒り」と「とりあえず謝られたことに対する怒り」の2つです。 しかし、「怒らせたらとりあえず謝る」という手段をいつも実行している男性のほとんどは、「謝ったからいいじゃん」と思ってるんですよ。言うまでもなくその姿は舐めているので、「ごめんって思ってないな」と分かります。 この場合、旦那さんがとりあえずの謝罪をしていると、それが余計に奥さんの怒りを買うのは当たり前というわけです。なので、このような旦那さんは「嫁を怒らせたらとりあえず謝っとけと言われたから謝ってるのに、何も解決してないじゃん」と不服かもしれませんね。