たった数秒のわき見運転で進む距離は?驚きの結果に叫ぶ!事故につながる前方不注視を検証 慣れてきた頃にも注意を!
では、5秒間のわき見で、どれだけ車が進んでしまうのか。 検証スタートです。 ■走ってみた。 矢野アナウンサー「出発します!だいたい速度は30キロぐらいにしました。電話が鳴った。1、2、3、4・・・(障害物にぶつかりそうになる)おお~!危ない!危ない!」 別カメラでもう一度。 「3、4・・・おお~!危ない!危ない!」 矢野アナウンサー「ええ~、一瞬でダンボールの壁が目の前に現れました」 実際に進んだ距離は・・。 ■こんなに進む のーきれん自動車学校 長岡渉 教習指導員「30、40キロですと、1秒間に10メートルくらいは進むことになります」 今回5秒間で進んだ距離は、およそ50メートル。これだけ前を見ていなかったことになります。 さらに時速60キロだと17メートル、時速80キロだと22メートルと、速度が上がるに連れ、1秒間に進む距離が長くなります。 また、こうした危険も。 ■意外な危険 のーきれん自動車学校 長岡渉 教習指導員「車をコントロールできていないというのがもう一つあげられると思います」 今回の検証でも、知らず知らずのうちにセンターラインをはみ出していました。実際の車道では、大きな事故につながりかねない危険な運転です。 矢野アナウンサー「ちょっとしたわき見運転が事故につながるというのが、よくわかりました」 では、そもそもなぜ「前をよく見なくなってしまう」のか? ■前方不注視の原因は 県警察本部は、その原因で最も多いのが「風景や建物を見ていたこと」だとしています。 ほかにも、物を取ったり、スマホを見たりしたケースも多いのだそうです。 のーきれん自動車学校 志鎌直人 教務課長「車を運転中に携帯電話の操作などをすると、その間に横から急に(歩行者が)飛び出してきたり、前方の車両が急停止したりするなどの、こういったことに対応するのが遅れてしまいます」 また、特に注意が必要なのは、運転に慣れてきた人です。 ■慣れてきた時こそ・・・
のーきれん自動車学校 志鎌直人 教務課長「どうしても慣れてきてしまいますと『気の緩み』が生じてきてしまいますので、それが前方不注視の事故につながっているのではないかと思います」 そうした気の緩みを無くすためにも"運転に集中できる環境づくり"も大切です。 のーきれん自動車学校 志鎌直人 教務課長「携帯電話を運転前にドライブモードにしたり、電源を切る。カーナビの操作は出発する前に行う」 ■具体的な対策は 「ちょっとなら平気」・・・その一瞬の気の緩みが人の命を奪うことにつながりかねません。 しっかりと前を見て安全な運転を心がけましょう。
テレビユー山形
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