チャールズ国王のクリスマススピーチが放送される ヘンリー王子とメーガン妃については言及せず
ロイヤルファミリーと共にサンドリンガムハウスでクリスマスを過ごしているチャールズ国王。毎年恒例のクリスマススピーチが現地時間12月25日の午後に放送された。 【写真】ほっこり♡42枚の貴重写真で振り返る、英国王室のクリスマス
スピーチは毎年事前に撮影されるが、今年はバッキンガム宮殿で収録された。王室の発表によると今回は初めての試みとして、生木を使ったクリスマスツリーの横でスピーチを行った。チャールズ国王の環境保護活動への取り組みを表すもので、ツリーは「手作業で加工された木材や松ぼっくり、ドライフルーツにしたオレンジなど自然でサステナブルなもの」で飾られていた。クリスマスの後、他の場所に植え替えられる予定だという。
国王はスピーチで奉仕の精神の大切さ、地域社会に貢献している人々への感謝を語った。「この1年、人々がお互いを思いやる想像力豊かな方法を示す数えきれないほどの事例が私の心を温めてくれました。それが正しいことだとわかっているというそれだけの理由から、職場で、家庭で、地域社会で、そして社会全体で周りの人を助けるためにもう1マイルを歩いていく人々たちの行いです」。
「今年ウェストミンスター寺院で行われた戴冠式にはそのような無私無欲の人々、様々な方法で地域社会に奉仕し、素晴らしい活動をしているボランティアの代表の人々、数百人が参加してくれました。私と妻はそのことを大変嬉しく思っています。彼らは私たちの社会にとって不可欠な、背骨となる存在です」。国王のスピーチと共に戴冠式の映像が映し出された。
次に戴冠式を祝して行われたボランティアデーにウィリアム皇太子一家がスカウトの活動に参加したときの映像が流れた。ジョージ王子やシャーロット王女、ルイ王子が作業するシーンと共に国王は続けた。
「この1年、私の家族はあらゆる年代の人々が地域社会に変化をもたらしているのを目撃しました。多くの人々は本当に困難を経験している今、自分たちよりも恵まれない人々を支援するための方法を既存のやり方の上に構築している中で、これは最も重要なことです」。