原爆の惨状「世界へ」 被爆者、若者をハワイに派遣
広島市は28日、平和記念公園と米ハワイ州ホノルルのパールハーバー国立記念公園との姉妹公園協定に基づき、8月17~22日に現地へ派遣する若者の事前研修を市内で行った。同時に派遣される被爆者2人が若者と交流し「二度と原爆の惨状が起きないよう被爆体験を世界に伝え続けたい」などと話した。 派遣される被爆者は八幡照子さん(87)と才木幹夫さん(92)。八幡さんは、原爆投下時「自宅の裏庭に出たところで空がぴかっと青白く光った」と語った。 若者は高校3年と大学1年の計5人。広島市立大の大田彩愛さん(18)は「被爆者の話をもっと勉強して、今度は自分が伝える側になりたい」と話した。