ECB追加利下げ、夏季終了後には検討可能=スロバキア中銀総裁
[フランクフルト 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのカジミール・スロバキア中銀総裁は10日のブログ投稿で、インフレが収束したとは言い難く、物価上昇圧力が再燃する可能性があるため、ECBは追加利下げの検討を夏が終わるまで待つべきとの考えを示した。 保守派のカジミール氏は「決断を急がずに夏を楽しむ余裕はある」と指摘。「秋までには経済のパフォーマンス、労働市場の状況、経済見通しに関する多くの新しい情報・データが得られるだろう」とした上で、9月が「極めて重要」になると述べた。 インフレ率については不安定ながらも低下トレンドをたどると指摘。「われわれは目標に向かっている」とした。