元大関貴景勝が引退、首痛が回復せず 幕内優勝4度も秋場所3日目から休場
大相撲で幕内優勝4度の実績を誇る元大関の関脇貴景勝（28）＝本名・佐藤貴信、兵庫県出身、常盤山部屋＝が引退届を提出したことが20日、分かった。師匠の常盤山親方（元小結隆三杉）によると、18日に貴景勝と直接会い、引退の意向を伝えられたという。 貴景勝は開催中の秋場所で10勝以上を挙げれば大関に復帰できたが、首の不調のため3日目から休場。日本相撲協会から公表された診断書は「頸椎（けいつい）椎間板ヘルニアで3週間程度の安静加療を要する見込み」との内容だった。 かど番だった先場所で5勝10敗と負け越し、30場所在位した大関から陥落した。首に慢性的な痛みを抱えており、今年は5場所中、勝ち越し1度、休場4度だった。 貴景勝は平成26年秋場所で初土俵を踏み、平成31年春場所後に大関昇進。殊勲賞3回、敢闘賞2回、技能賞2回、金星3個。
