関西の舞台芸術に関わる若手の運動体・西陽が関西若手戯曲集「篇西風」を刊行
劇団不労社・西田悠哉の呼びかけにより今年スタートした西陽のプロジェクト第1弾となる関西若手戯曲集「篇西風」が、9月7日に刊行される。 【画像】関西若手戯曲集「篇西風」表裏拍子(他9件) 西陽は関西の舞台芸術に関わる若手による運動体。メンバーには、うさぎの喘ギの泉宗良、餓鬼の断食の川村智基、ドラマトゥルクで企画者のキャメロン瀬藤謙友、安住の地 / 劇団飛び道具の中村彩乃、西田、制作者の吉岡ちひろが名を連ねる。 「篇西風」では、2020年から2024年にかけての「コロナと歩んだ4年間 / 2020-2024」をテーマに、関西出身の若手劇作家による 11編の戯曲が収められた。“不要不急”が求められる中、劇作家たちは何を考え、何を表現したのかが、収録戯曲によって浮き彫りになる。「篇西風」は全384ページで価格は税抜2400円。販売は西陽〈ニシビ〉オンラインストアほかにて。 ■ 収録戯曲 ・私道かぴ(安住の地)「筆談喫茶」 ・こんにち博士(南極ゴジラ)「贋作ジュラシックパーク」 ・岡本昌也「ボレロの遡行」 ・西田悠哉×永淵大河(劇団不労社)「生電波」 ・下野佑樹([フキョウワ])「SANC・SANC・SANC」 ・川村智基(餓鬼の断食)「対岸は、火事。」 ・泉宗良(うさぎの喘ギ)「はらただしさ」 ・藤井颯太郎(幻灯劇場)「鬱憤」 ・神田真直(劇団なかゆび)「文化なき国からー喜劇一幕」 ・藤代耕平(ヨルノサンポ団)「コンビニエンス・スペースシップ」 ・中辻英恵(白いたんぽぽ)「初心者のための永遠」