伊澤星花がRENAを過激挑発したワケ。“ジョシカク”を牽引する存在へUFCも視野「日本だと敵がいない。海外の一番強い人とやれば注目してくれる」【RIZIN】
最強を渇望「女子格闘技は面白いぞ!というのを見せたい」
なぜそれほど海外に拘るのか。そのワケを伊澤は次のように赤裸々に語った。 「やっぱり日本だと、もう正直言って敵がいないと思っている。海外の一番強い人とやっていけば、UFCだったりもアトム級に注目してくれると思う。もっともっと強い選手に怖い勝ち方をして、アトム級でも女子格闘技は面白いぞ!というのを見せていきたい」 世界最高峰の格闘技団体「UFC」の舞台を見据えるほど、さらなる高みを渇望した伊澤。会見のなかで何度も「強い人とやりたい」と吐露したその根底には、女子格闘界のなかで、『最強』を求めていた。 「まだ自分の体が仕上がり切らないところもあるので、今はアトム級とかスーパーアトム級でやっているけど、自分のしなやかさだったり、強さを見せれるのはアトム級だと思っている。できればアトム級で戦いたいです。アトム級だったら、どんな海外の強い選手と戦っても負けることが想像できないので。挑戦したいと思ってます」 しっかりと前を見据えて自信のあるコメントを聞くと、リング上で度々勝利を挙げては涙を流していた伊澤星花の姿はもういない。鍛錬を重ね、絶対女王という立場がファイターとしての成長と、今後の“ジョシカク”(女子格闘技)を自分がけん引する自覚を植え付けた。 2025年、つよかわ女子戦士は新たなステージへと歩み出すかもしれない。 取材・文●湯川泰佑輝(THE DIGEST編集部)