【札幌】元神戸DF大崎玲央獲得発表 練習参加で契約「このタイミングで取ってもらった意味示す」
北海道コンサドーレ札幌は21日、元ヴィッセル神戸DF大崎玲央(32)の完全移籍での加入を発表した。 【写真】札幌加入が決まった大崎 8日から練習参加しており、獲得が正式に決まった。札幌・宮の沢での練習後、取材に応じた大崎は「このチームの一員になれてうれしく思う。それと同時に身が引き締まる思い。いち早くピッチの上で自分のパフォーマンスを見せられれば」と話した。 昨季限りで18年夏から所属していた神戸を退団。アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ・クラブに完全移籍していたが、今年2月に契約解除でフリーの状態に。欧州クラブの練習参加をするなど新天地を探していた。「練習参加からではあったけど契約していただいて、非常に感謝の気持ちがある。僕はそれをピッチで返していくだけ」と、札幌のために力を尽くす覚悟だ。 現在J1最下位のチームを救う。残留へ「全然まだまだ可能性は大いにある」と言い切る。「あまり最下位にとらわれすぎず、何も終わっていないし、半分まだ残っているので」と前向きだ。ペトロビッチ監督(66)のサッカーを約2週間、実践してみて感じたことがある。「やっていてすごい楽しい。もちろんはまらない時は、はまらないかもしれないけど、はまった時はすごいいいサッカーができると思う」と手応えがある。 夏の補強第1号。役目は理解している。背番号は神戸時代も着けていて「愛着がある」という25番を選んだ。登録の関係上、29日ホーム・アルビレックス新潟戦(札幌ド)から公式戦出場可能になる見込み。「自分が出てようと、出てなかろうと、このタイミングで取ってもらった意味を示せればいい」。神戸時代に19年天皇杯優勝、23年J1リーグ制覇を経験している大型ディフェンダーが、後半戦の巻き返しを後押しする。