大阪・淀川のシンボル魚イタセンパラ守れ 研究員ら奮闘
多様な生物がいる身近な水辺に目を向けて
池の周囲には緑が広がり、ビオトープになっているため、さまざまな生きものたちが共生している。子どもたちが力を合わせて地引網を体験した後、イタセンパラを含めて、この日採集された魚や昆虫などをすべて並べて展示し、野外学習会が開かれた。 研究員がそれぞれの生物の生態などを紹介。「貴重なイタセンパラを守っていくためにも、いろいろな生きものたちが暮らしている身近な水辺に目を向けてください」と呼びかけた。 帰り際、小5男児は「イタセンパラやメダカがたくさん採れて楽しかった」と笑顔を浮かべる。40代の父親は「50年先、100年先まで、イタセンパラが生息できる環境を守っていかなければいけませんね」と表情を引き締めていた。 詳しくは大阪府立環境農林水産総合研究所水生生物センターの公式サイトで。 (文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)