長崎県内の宿泊 135万4000人 7~9月、前年比4.9%増
長崎県が発表した7~9月期の県内観光動向調査結果によると、県内171主要宿泊施設の延べ宿泊客数は、前年同期比4・9%増の135万4千人だった。7~8月に長崎を含む北部九州4県であった全国高校総合体育大会(北部九州総体)などにより、国内からの宿泊客の増加がみられた。 訪日外国人宿泊客は、韓国や中国など東アジアからの訪問が増え、前年同期比17・9%増だった。 29主要観光施設の利用者数は前年同期比2・1%増の138万6千人。恐竜の企画展を開いた雲仙岳災害記念館は同比54・2%増。佐世保市の展海峰や長崎市の長崎ロープウェイ、端島(軍艦島)も25%以上増えた。 県内8ブロック別の宿泊者は「長崎・西彼」が8・6%増。9月下旬に本県であった日本スポーツマスターズなどスポーツ関係団体や平和祈念式典関連で増えた。「佐世保・西海・東彼・北松」や「平戸・松浦」もスポーツ団体が押し上げ前年同期を上回った。「諫早・大村」は半導体関連などのビジネス客の需要が下がり、前年同期比9・6%減。