弾道ミサイル飛来を想定、福島県の高校で避難訓練
福島県須賀川市の須賀川桐陽高で31日、弾道ミサイルの飛来を想定した避難訓練が行われ、生徒と教職員らが有事の対応を確認した。県内の高校で弾道ミサイル発射を想定した訓練は初めて。 北朝鮮による弾道ミサイル発射が頻発していることから、国、県、須賀川市が企画した。訓練では外国から弾道ミサイルが発射され、福島県に飛来する可能性があるとの想定で行われた。ミサイルの発射を知らせるJアラート(全国瞬時警報システム)の模擬音声が流れると、校内アナウンスで身の安全を守るよう呼びかけられた。生徒らは爆風や窓ガラスの破片などを避けるため、机の下に身を隠したり、頭を押さえて身を守る姿勢を取ったりして、安全を確保していた。参加した橋本愛菜さん(3年)は「有事の際は落ち着いて行動できるようにしたい」と話した。
福島民友新聞社